【女性ホルモンと口腔環境の関係】
こんにちは!
みなさん、女性ホルモンと歯磨きの関係をご存知ですか??
女性の心身が、卵巣から分泌される2つの女性ホルモン(卵胞ホルモン=エストロゲン、黄体ホルモン=プロゲステロン)の影響を受けていることはご存じの方も多いでしょうが、
女性ホルモンにはお口の関係とも密接であり、プラークコントロールを意識した歯みがきが大切になってくることはあまり知られていません。
女性ホルモンには4つの周期があります。
1.卵巣が働きを開始する「思春期」
2.ホルモン分泌が安定する「性成熟期」
3.ホルモンが低下して閉経に向かっていく「更年期」
4.ホルモンの分泌がなくなった後の「老年期」
以上の様な大きな「周期」があり、それぞれのステージでホルモンの活動が変化するため発生しやすいトラブルや病気も異なってきます。
多くの女性は、それに伴う体調の変化や月経そのものを億劫に感じているかと思います。
しかし周期があるということは卵巣がきちんと働いている証拠なのです。
過労や栄養バランスの乱れなど、何らかの負担が脳や体にかかった場合、この周期が乱れ、「月経がいつもと違う」という“わかりやすいサイン”によって、いち早く体からのSOSをキャッチすることができます。
女性の方が男性よりも突然死することが少ないのも、そうやって女性ホルモンに守られているからなのです。
ただし、口腔環境に対しては少々厄介な作用を持っています。
プレボテラ・インターメディアという歯周病菌は卵胞ホルモンを栄養源に増殖することから、
女性の方が“歯周病が進行しやすい”のです。
さらに卵胞ホルモンは歯肉を形作る細胞を標的にする性質を持つため、実は女性ホルモンの活動が活発な20~40代の女性こそ、しっかりとした口腔ケアが必要なのです。
しかも、妊娠期は女性ホルモンの分泌が普段の10~30倍にも増えるため歯周病のリスクも高まる上、妊娠中の歯周病が低体重児や早産のリスクになることも指摘されています。
歯周病は歯垢が残存しない清潔な口の中では起こらないか、起こったとしても軽度で済みます!
ですから常にしっかりと歯垢(プラーク)を除去することが非常に大切です☆
とはいえ、手みがきでは50%程度しか取り除くことができないともいわれますから、
電動ハブラシやデンタルフロスを併用しましょう!
ホルモンの影響を受けやすい排卵日付近と月経1週間前から月経開始までの時期に口腔ケアを特に念入りに行うことも、歯周病の進行を抑えるポイントのひとつです。
普段、何となく済ませてしまいがちな歯みがきですが、近い将来「妊活」をはじめるかもしれない女性は特に、めまぐるしく変化するホルモンバランスを意識したプラークコントロールが大切であることを覚えておきましょう。
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