【口腔ケアで感染症予防☆】
みなさん、こんにちは。
冬は、感染症が流行する季節ですね。
鼻や口の中にある粘膜は、ウイルスなどの侵入を防ぐ役割をしています。
感染症を予防するためは口の中を清潔に保つことが大切です。
しっかりケアして健康に冬を過ごしましょう。
口は、食べ物や病気を引き起こす病原体などの異物が入ってくる、体の入り口です。
鼻や口の粘膜には、粘膜免疫と呼ばれる病原体に対する防御機能が備わっています。
予防注射に代表される全身免疫は、身体に侵入した病原体の情報が血液循環やリンパ流に乗って、臓器やリンパ組織を通過しながら巡ることで、その病原体を体が覚えて免疫を作り、次に侵入したときにすぐに攻撃できるようにするためのものです。
一方、粘膜免疫は、口から入った病原体が粘膜に付着すると、全身免疫に情報を送るのと同時に、付着した粘膜近くのリンパ組織を介して、病原体の侵入を阻止する物質を唾液中に分泌し、素早く病原体に対応します。
インフルエンザウイルスは喉や気管の粘膜で増殖するため、この粘膜免疫は感染防御に有効です。
唾液は細菌やウイルスを防御し、さらに口腔内の汚れも洗い流してくれます。其のほかにも、唾液に含まれるムチンには粘膜保護作用が、上皮成長因子には傷ついた粘膜組織を修復する作用があります。
口の中には、常に300種類以上の細菌や真菌が生息しており、私たちの体は腸内細菌と同じように、口の中の細菌とも上手く共存しています。
口の中に細菌が適切に存在することで、多くの病原体の感染を防ぐのです。
虫歯や歯周病を予防するだけでなく、インフルエンザや肺炎といった全身的な感染症を予防するためにも、口腔ケアは欠かせないのです!!
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